平成17年度神奈川県「相模湾沿岸地域の魅力を高める構想づくり」の一環で、邸園文化調査団と神奈川県の協働により、神奈川県藤沢市の県立体育センター内に存在する、A.レーモンド設計の「グリーンハウス」の保全再生を、体育センターの敷地全体の総合的な利活用計画とあわせて市民と一緒に考えるワークショップを運営します。
「グリーンハウスは、大正8年に、F.L.ライトとともに来日し、そのまま日本に残って、日本の戦前・戦後の建築を先導した、アントニン・レーモンドの異色の作品で、意匠的には日本の昭和初期の建築を代表するものの1つです。
レーモンドはいわゆるモダニズムの建築の国際的にも先駆的な建築家として知られていますが、この建物は青い釉薬をかけたスペイン瓦、内外のクラシックなオーダー柱、ゴシックのバラ窓を想起させる円窓、南外壁のバロック風の独特の繰形など、様々な伝統的意匠を使用しており、彼の作品系譜の中では、独特の位置を占めています。
今日次々と失われつつある彼の作品の希少な現存作品の1つです。」
(横浜国立大学 吉田鋼市教授による建築史的所見20020922より抜粋)
グリーンハウスは1932年(昭和7年)に、藤沢カントリー倶楽部のクラブハウスとして建築されました。現在は県が所有し、食堂として使われております。



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